キアヌ・リーブス（1964年９月２日〜）

　「マトリックス」シリーズで、大スターの一員となったキアヌ・リーブスは、孤独な人間といわれている。

　　私生活を自ら語ることは少ないのだが…。

　キアヌは、ハワイ系中国人の父親と英国人の母親を持ち、レバノンのベイルートで生まれた。

　５歳の時に両親は離婚。（父親はろくに仕事をしないような男だったらしい）

　２歳年下の妹・キムと共に母親に引き取られた。

　オーストラリア、ニューヨークなど転々としている。

　離婚は大きな不幸であったが、本格的な不幸は、これから始まる。

　92年、生き別れ状態だった父親が麻薬不法所持で逮捕。

　95年、妹のキムが白血病であることが判明。

　99年、婚約者が死産。

　01年、婚約者が事故死…。

　85年、カナダの高校中退後、俳優を目指した。

　その他大勢というような役ばかりだあったが、94年に抜擢された「スピード」で注目された。

　しかし、その後、主演級で出演した映画は、鳴かず飛ばずが続き、マトリックスまでは、ほとんど評価されていない。

　マトリックスで莫大な富を得ているが、彼の生活はきわめて質素で地味なものだという。

　いつも微笑んでいるようなタイプではないのだ。

　いや、自らの人生をかえりみると、微笑んでいるほうかおかしいのかも知れないのだが…。